着物愛好会

着物好きな主婦が言いたい放題言うブログです。

2021年02月

今日も仕事で遅くなりました。
年齢のせいか、1日働くとぐったりです。

今日は振袖にあわせて買った帯を生かしたい、というテーマでお話ししたいと思います。

振袖用の帯、ってそれが決まってるわけじゃないんだけれども、まあ振袖に作られたんだろうな、という若々しい帯。柄も大きいしもう使えないかな、とタンスのこやしになるパターンも多いですよね。

よく「帯に派手なし着物に地味なし」なんていわれる通り、帯は10歳若いくらいが却って着物を引き立ててくれることも。

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こちらは鮮やかな黄緑で、大柄。全通のとっても良い帯なんですが、かわいらしい雰囲気です。
どうですかね、20代前半って感じじゃないでしょうか。

それを、めちゃおとなしめの付け下げに合わせてみたいと思います。

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これなら… 30代でもいける。
お子様のお宮参りのママ、幼稚園の卒園式あたりは可能かなと。

ピンク系の訪問着で可愛らしくコーディネートしていますが、この付け下げは柄も少ないし結構ジミなんですよね。帯で華やかさがでます。

振袖に合わせた帯って、いかにも礼装用ってのは少数で、わりとカジュアルな物が多いように思います。今回は付け下げに合わせましたが、小紋に合わせてちょっとお出掛けに、なんて使い方の出来る帯もたくさんあります。

「あれは振袖用の帯だから…」と思い込まず、組み合わせを変えてたくさん使っていけたらと思います。

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今日は簡単に、帯端で花を作ります。

飾り結びで多いのが、花のモチーフ。すごくたくさんの作り方がありますが、複雑なわりに見映えがいまいちだったりする物もあり、成人式当日に時短で作るのにどのやり方が良いか迷います。
とにかく簡単に、クリップを使わずにやりたいと思います。

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完成形です。

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まずは裏をだし、帯幅の半分までをくるくる。長さは20cmくらい。
残り半分は折り返し重ねます。

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帯の続き20センチに折り重ねます。続きは裏に折り返し、上が輪になっています。

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根本を持っています。ここにゴムをかけ、花びらをひらきます。

完成。

これが多分、最速で出来る花。

さらに大きく作りたい時は、帯の続きでもう20cm折り返しを取ってくるむだけ。
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今日は以上です。
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今日は飾り結びのひだを折ります。

振袖の帯を結ぶ時に、いろんなひだをとりますよね。帯結びは同じ結び方をしても、全体のバランスとひだの美しさによって仕上がりが大きくかわります。
私は大雑把な性格なので、繊細な美しさを意識して作らねばと思う今日この頃。特に成人式当日なんかは、限られた時間で仕上げる必要があってあまりごちゃごちゃやってはいられません。
また、帯結びの本なんかは実用的じゃない、不安定だったり作るのに時間がかかりすぎるやうな物も多く掲載されています。

今回は、見映えがよくかつ短時間でできるひだ折りの一つとして、フルールというひだをやってみたいと思います。

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まず、右側に手先もしくは垂れ先がくるよう裏を出して置きます。
次に、帯幅と同じ長さ分を左に折り返します。

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右下の角を、左上に折り上げます。

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上の一枚を取って折り下げて折り上げてこの形に。

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中央にゴムをかけます。上下にかけてS字がけに。

二つ花びらができましたね。さっきの折り下げと折り上げの中央が花芯になります。
また、最初に折り上げた部分が残っているので、それを三枚目の花びらにします。

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三枚まとめて根本にゴムをかけます。
さっきのゴムがみえないよう、やや上に。

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開いて完成。
ぱっと作れる感じなので実践向きですね。黒い帯でやったので見えづらくてごめんなさい。
この帯、未仕立てなので三枚目の花びらが少しずれます。たまに未仕立ての帯をそのまま使ってるパターン、ありますよね。そういう帯だと向いてないかもです。
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気がつけばもう2月が終わってしまう!
ということで、今日は寒干しの続きを。

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お気に入りの紬。金茶系で、てらてら光沢があります。帯合わせもしやすくて、大好き。

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とにかくかわいらしい、昭和な雰囲気の紬。私は着れないので、娘に。

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貰い物の小紋。ぼんやーりした色柄で、私には似合わない。これも娘に。

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ピンクの江戸小紋。縫紋が一つあります。
これ、着ていった時に他の方とバチ被りで…。
ピンクの無地と江戸小紋は被り率高め。

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紫の江戸小紋。こちらは紋なしで、カジュアル。

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江戸小紋二枚のアップ。

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赤茶色の辻ケ花風小紋。ラメラメで若い。私にはもう難しい。

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これはそんなに古くない。十日町の紬だったかな。現代的な雰囲気で使いやすい。

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おそらく私が持っている大島では一番高価なもの。軽いししなやか。

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大島のアップ。

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おそらくかなりの年代物。しっとりした手触りの付け下げ。深い紫で、縫紋つき。
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この付け下げ、びっしりぐし縫いが入っています。

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反転ごめんなさい。これは訪問着。淡い小豆色で、お地味です。

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超お気に入りの縫い取りお召し。渋目。
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リサイクルショップで購入したのですが、このように継ぎがあります。小さい着物を受け継いだ方がお直しに出して結局着なかったようで、仕付け糸がついた綺麗な状態で売られていました。
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柄のアップです。縫い取りお召しは総じてズッシリしてますね。

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番外編。大好きな菱紋様の小紋。かなり小さいのでおそらくお直ししようにも縫い込みが足りない。でも、好き…。いずれ帯にでもしようかな。

今日のところは以上です。

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今日はちょっと早い浴衣の話題。

浴衣のお話になると、必ず「浴衣は寝巻きみたいな物だからごく近所にしか着て歩いてはならない」みたいなことを言う方があらわれる。

これは浴衣の起源が蒸し風呂に入るために着た麻の湯帷子であることからだけれども、古代に発祥した湯帷子は、室町終わり頃には着られなくなって後、湯上がりに着る木綿の浴衣に変化していった。

衣服の簡略化というのは時代が進むにつれどんな物にも起きるもので、その浴衣は明治の頃には夏の庶民の普段着にもなっている。それを今さら、寝巻きとは。

明治生まれ下町育ちの女優さんのエッセイを読んでいた時に、子供の頃の下町風景について「夏はみんな朝から浴衣姿で家事をしていた。伊達締めだけでうろうろしていると年配者に、半巾帯くらいちゃんと締めろと怒られた」という記述があり、得心した。庶民は季節を問わず木綿の着物を着ていたわけだから、夏は一日中木綿の浴衣で何が悪いのか。

戦前のポスターなんかには、浴衣に名古屋帯でお太鼓姿の女性がよく描かれている。ちょっと暑そうにも思うが、半巾を名古屋に変えるだけで少しあらたまった雰囲気になる。

私も夏のお出掛けは綿麻の浴衣に夏帯でお太鼓。中に半襦袢でも着れば完璧だけれども、昨今の猛暑ではそれも要らないようにも思う。

普段着にはルールなどありませんからね。

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こちらは数年前、末娘の浴衣姿。
お祭りに行くのにお気に入りの三尺を合わせたいというので、半巾の上に着装しています。

最近、こんなハリのある化繊のぷち兵児帯なる物が販売されていますが、これだけだと緩み易く下がりやすいので、半巾の上からぐるっと巻くのもおすすめ。高さが出ます。

今年は花火大会とか、まだムリかな…。
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