着物愛好会

着物好きな主婦が言いたい放題言うブログです。

2021年10月

昨日はpmsによる頭痛で一日動けなかった私ですが、今日は朝から仕事。
なんだか最近、仕事にモチベーションを保てずにいます。やっぱり同じことを繰り返してると面白くないんですよね。

さて、気づけばもうすぐ11月。成人式も近付いて参りました。

以前もご紹介した帯結びを成人式当日に使おうと思っています。

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花嫁さんに乗っけてるので衿を脅かしておりますが…。

これは
テを上に結ぶ
タレ先30センチにヒダをとり三重紐奥にかけておく
残りのタレで左羽根、右に文庫羽根をつくる
テにヒダを取って右上に上げ、それをタレ先でくるむ
タレ先は左羽根を抑える三重紐にかけて左へ出す
のやり方で作っています

パパっとできる帯結びですし、テで枕をしっかり包みこめるので、ママ振り対策にちょうど良さそう。

ママ振袖の場合、ほとんどの場合
帯枕がでかい問題がネックになるんですよね。

最近のヒダいっぱい羽根いっぱいの飾り結びにすると、枕が包みこめなかったりボコッとしちゃって可愛くならないんですよね。

枕を使わないという選択肢もあるわけですが、
「持ってこいと言われたからわざわざ持ってきたのに、結局使わなかったじゃない!」と怒る人もいるんですよね…。

で、じゃあ「帯枕が大きめだったので…」とか説明すれば良いかというと、
「文句つけられた!」
と怒る人もいるわけで。
難しいですね。
私にはもう解決策は「いい感じにでかい帯枕を包み込む帯結びをする」以外にないのです。

そんなわけで、こちらは
円盤系帯枕対策の飾り結びです。

さあ、明日は選挙で天皇賞(秋)ですよ!
私は仕事ですけども。
ちなみに私の予想では
エフフォーリアがくる!
我が家は長男と次女が馬好きで、録画してくれる予定なので帰宅したら天皇賞観戦したいと思います。

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今日は師匠宅へ行って参りました。

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海老茶色の無地の紬に、紬地の九寸名古屋帯。開き仕立ての帯で幅を出せるのがありがたい帯です。

こういうポイント柄の帯って、帯締めがない方が見目良い場合が多い気がします。

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スッキリ柄が見えます。
先日時代劇を見てて、帯締めがない分帯が引き立つなあと感心したのです。
まあ帯締めはコーディネートのアクセントになりますし好きなんですけども、帯締めのいらない帯結びであえて帯全体をはっきり見せるというのもたまには良いですよね。

でもまあ、師匠宅へ行くので今日は帯締めしてお太鼓。

私は師匠のお宅へ伺う際には必ず
白衿、白足袋、お太鼓。

以前、どなたかの着物エッセイを読んでいてとても面白いエピソードで
「仕事で取材する対象の方が着物好きだから、私もお気に入りのコーディネートで行こう」
と張り切ってオシャレな柄衿をつけて行ったら
「目上の人と会う場面では私はそういうことはしない」
というようなことを言われてしまった、って感じの失敗談がありました。

例えば私がカジュアルな柄衿に柄足袋で行っても師匠は気分を害されたりはしない方ではあるんだけども、自分の気持ちの上ではやはりある程度の線引というか…
師匠はずっと師匠であって、どんなに親しくしていてもお友達ではないという
その気持ちが私に白足袋やお太鼓を選択させるのです。

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こちらは数年前にネットで購入したポリエステルの道中着です。
薄手の道中着は吊るしの安価な物ですがそろそろなんか羽織りたいなーって時に便利に使っています。

それでは今日も読んで頂き、ありがとうございました。

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今日はPTAの会計監査日で、末娘の学校に行ってきました。数字とにらめっこして帰宅後、なんとなく動画をポチポチしてたら目にとまったのが
QUEENのボヘミアン・ラプソディ。

QUEENって、私の中では曲も王道すぎてあんまり興味なかったんですよね。
でも、改めてちゃんと聞いてみると
ボヘミアン・ラプソディの歌詞が刺さる刺さる。

しかもロックだけでなくオペラやバラードが一曲に集約された、今聞いても新しさを感じる曲。
やっぱフレディマーキュリーって天才やな。

歌詞はいろんな感じ方があると思うけど、思春期の葛藤が大きかったり辛い環境にあった人ほど苦しくなるほど共感できるのではないかと思ったりしました。

さて、今日は練習用に焼箔の袋帯を引っ張り出しました。

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コレ、シンプルな六通の焼箔の帯。
たまに普段遣いしてた帯ですが、手持ちの物の中では長さがあったので、思い切って練習用にすることにしました。

昨日飾り結びしていて思ったんですが、やっぱり最近は成人さん用の帯は長いですからね。
長さを生かした飾り結びもしなければと。

とりあえず昨日の復習です。

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長い帯だから作りやすかったけども…
焼箔可愛くない笑

あと、この帯結びはやっぱり角度によって帯揚げが脇から覗きやすいんですよね。立て矢系の宿命か。

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羽根はも少し小さい方がいいかな…。

飾り結びをすると帯が傷むのでちょっと迷いましたが、この帯は436センチほどあったので思い切りました。ほんとは成人さん向けの帯じゃないから雰囲気でないですけどね。

しばらく成人式に向けてまた新しい飾り結びを試行錯誤してみたいと思います。

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今日は眞子さまご結婚のニュースでもちきりでしたね。まあ世の中いろんなご感想があるでしょうが、そして私も思うところはありますがそこは置いといて、関連行事でのお召し物を見られなかったのは残念でした。

そういえば昔、皇族の方がお召しになるような着物類は相当な逸品なんだろうなと漠然と思っていたのですが、ある時の展示会で、現在の上皇后さまがお使いになったという帯の色違いを織元さんが売っていたのです。

それはとてもシンプルで上品な手織りの袋帯でしたが、値段を聞いてびっくり。
意外と安い。

織元さんが出してる値段なので、デパートなどで買えばもっと高くはなるでしょうが、皇族の方は贅沢をなさらないんだな…と少し驚いたのでした。

職人さんは
「お身体の負担のないように軽い物を作った」
と。
本当に羽根のように軽い帯でした。


それでは今日の帯結びを。

最近、古めの帯結びばっかりやってたんで今日は、現代的な飾り結びをやります。

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こちらは帯結び本を参考に作っています。

では結び方。

まずはテを上に結び、三重紐を装着。

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タレ元に5枚羽根を取ってたたみ、三重紐の奥にかけておきます。
四つ折りとかにするよりも細くなるし、ヒダでたたむやり方はとても良いですね。

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タレ元を三重紐の手前側ゴムにかけます。
こうすると後で羽根を作った時に手前側ゴムが取りやすくなりますね。
なるほどです。

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タレ先35センチ程度を折り返して4枚羽根をとります。
これをそのままタレ元の輪に引き込みます。
右羽根が少し長くなるように。

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タレの残りをととのえ、2つ追いヒダを取って立て矢にします。
三重紐の手前側ゴムと真ん中ゴムにかけます。

ぐぬぬ…長さが…古い帯には辛い…

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中央に枕を置きます。

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テにヒダを取り、リボンの下にある三重紐の背中側ゴムに上から下へかけます。

完成。

やっぱり今時の帯結びには長さが必要ですね。
ちょっとむりやりになりました。

では今日も読んで頂き、ありがとうございました。

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なんだか週末の疲れを引きずって今日が終わった…。最低限の家事と用事以外何もしてないので、とりあえず最近試してみた帯結び画像。

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こちらは、本に載っていたのを参考に作りました。とても面白い本で、相当な昔の帯結びを現代向けにアレンジしたものをたくさん掲載していて、中でも素敵だなあと思ったのを結んでみたのです。
動きのある帯結びは本当にバランスが難しいですね…。
まだまだ修行が必要です。

さて今日は、婚礼撮影など種々のポートレート撮影についての雑感を書きたいと思います。

私にはお気に入りの写真があります。
それは他社で撮影されたウェディングの前撮りで、ウェディングフォトのメッカ東京駅で撮られたもの。

曇天の合間からの逆光でぱっとしない東京駅を背に、ただ二人がドレスとタキシード姿で浮かない表情をした、なんでもない1枚。

オシャレでもドラマチックでもないその1枚は、本当にこの二人が今ここにいてどこにでもある普通の結婚をしようとしている、生生しさのようなものを感じさせてくれたのです。

近年、韓国フォトが流入してからの撮影手法は大きく変わりました。
よりドラマチックに、よりカジュアルに。
技工を凝らした写真には大胆にレタッチを入れ、まさに奇跡の1枚が仕上がります。

はじめは目を奪われるステキ写真も、私のように仕事で多々見る機会のある人間にとっては、次第に
あー、はいはいこういうやつね
になっていきます。

そして、そのうちに
この被写体、他人にすり替わってもわかんないよね
なんて思うこともあります。
ドラマチックな陰影の奥にあるドラマチックな二人のポージング。

これは、本当にあなたですか?

婚礼撮影も成人式の前撮りも、ポートレート撮影です。主役は被写体なんです。

型物写真といわれる昔ながらの撮り方は、古臭いしオシャレじゃないと嫌がられることもある現代ですが、被写体が主役のポートレート撮影として考え抜かれた様式美がそこにはあります。
衣裳を美しく見せる撮り方でもあります。

型物写真はどこのスタジオでもほぼ同様に撮ります。お父さんお母さんの婚礼写真と全く同じに見えて笑い話の種になることも多いです。

似ているけど、やっぱりちょっと違う。

それこそが、本当のその人らしさだと思うのです。

よく
「私たちらしい写真にしたい」
という言葉を聞きます。
それは打掛でジャンプすることではなく
両手でピースサインを作ることでもない。

同じ構図、同じような衣裳であっても、そこから匂い立ってくるような個性こそがその人らしさなのではないかと感じています。

打掛ジャンプもがはは笑いもお姫様抱っこも、正直なところ別に個性的な撮影ではなくて
あー、そういうやつね
というくらいには撮っています。

もちろん、今はたくさんの写真を残せる時代ですからバリエーションとしてやりたいことやったら良いと思うんですよ。こういう今の流行りの撮り方を否定したいとは思っていません。

だけど
「私たちらしいものを」
という言葉を聞くたびに、少し違和感を覚える今日このごろです。

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